フライパンコーティング比較 【2】フッ素樹脂加工を詳しくチェック!

フライパンコーティング比較 【2】フッ素樹脂加工を詳しくチェック!

くっつきにくいと評判のコーティングフライパンの実力を試すべく、前回は、油なしで薄焼きたまごを焼く実験をしました。
結果は、すべてくっつかず!
みんなくっつかなかったけど、コーティングはみんな違う…
ということで、今回はフライパンのコーティングについて徹底調査!

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フライパンコーティング比較

コーティングの種類をチェック!

実験で使用した、表面がコーティング加工されているフライパン。
お疲れさまです!
コーティングフライパン①チェリオットフライパン(株式会社コーベック)フッ素樹脂加工
②プレジデントストーン(和平フレイズ株式会社)フッ素樹脂加工
③グランマーブル(和平フレイズ株式会社)マーブルコート
④ダイヤモンドマーブルALキャスト(株式会社タフコ)ダイヤモンドコート
⑤軽いねセラミック (パール金属株式会社)セラミックコート

※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。

5つのフライパンを見て、ひと目でわかる違いといえば色!
セラミックコートの⑤軽いねセラミックは白い!ひときわ目立ちます。
セラミックフライパン
⑤軽いねセラミック以外の4つのフライパンを見てみましょう。
フッ素樹脂加工集合色は違うし、石目模様のようなフライパンもある…

実は、これら4つのフライパンは、みんなフッ素樹脂加工の仲間。
くっつきにくいフッ素樹脂で加工するというベースは同じ。
えっ…マーブルコートや、ダイヤモンドコートも、同じフッ素樹脂加工なの?気になる…
ということで、フッ素樹脂加工について詳しく調査!

フッ素樹脂加工ヒストリー

フライパンの表面加工の中では、よく耳にするフッ素樹脂加工。
始まりは、1960年代にアメリカのデュポン社が発売したフライパン。
こちらもよく耳にする「テフロン加工のフライパン」です。

「テフロン加工」は商標名で、デュポン社のフッ素樹脂を使った加工のことを指します。
ということは、テフロン加工とフッ素樹脂加工は同じことなんですね。
「テフロン加工」があまりにも一般化されているので、違う加工として認識されていた方もいるのでは?

ではでは、マーブルコートとダイヤモンドコートは?

フッ素樹脂加工が進化!

まずは、マーブルコートから。こちらは、③グランマーブル
マーブルコートフライパンマーブルコートのマーブルとは大理石のことで、フッ素樹脂加工に大理石の粉が混ぜ込まれています。表面をじっくり見てみましょう。
マーブルコート表面アップ表面の白い粒状のものが大理石の粉、マーブル。
粒子が硬いので、フッ素樹脂加工だけのものより、フライ返しやヘラなどのキッチンツールとの摩擦に強いといえます。

くっつかない+コーティングの耐久性

お次は、ダイヤモンドコート。④ダイヤモンドマーブルALキャストです。
ダイヤモンドコートフライパン
ダイヤモンドコートは、フッ素樹脂加工にダイヤモンド粒子が混ぜ込まれています。
ダイヤモンドコート表面アップこのフライパンは、マーブルコートとダイヤモンドコートが、ダブルで加工されています。わかりにくいですが、白い粒状がマーブルで、矢印の先、青い小さな粒状のものがダイヤモンド。
ダイヤモンドは、硬い物質ですから、ダイヤモンドコートは、さらに摩擦に強いといえますね。

マーブルコートもダイヤモンドコートも、コーティングの強度や耐久性をアップするため、フッ素樹脂加工に、硬い大理石やダイヤモンドを混ぜているんですね。なるほど…

コーティングが何層かチェック!

フッ素樹脂加工の進化形、マーブルコートとダイヤモンドコートのそれぞれの特徴をあげたものの、ご紹介したフライパンはあくまでも一例。
メーカー各社が、オリジナルの技術で加工されているので、マーブルコートだから、ダイヤモンドコートだからこうだ…という絶対的な性能の違いは、はっきりいえないのが現実。

「じゃあ、使ってみないとわからない!」

確かにそうですが、フライパンを購入される際はここをチェック!
それは、コーティングが何層か?という点。
こちらは、④ダイヤモンドマーブルALキャストのパッケージ。
コーテイングの層熱伝導が良いアルミ本体に、内面5層、外面3層のコーティングがされていることが記載されています。
特に内面が何層かは重要。コーティングが剥がれると、お料理がくっつきます。

使い方にもよりますが、層が多いほど、コーティングは長持ちすると考えられます。ご参考までに。

フッ素樹脂加工のフライパンは消耗品

前回の実験で使用したフライパンは、みんな新品!薄焼きたまごがくっつかなかったのは、当たり前かもしれません。
ということで、当社スタッフ1年使用の ④ダイヤモンドマーブルALキャストが登場!
コーティングが剥がれたフライパンうーん、使い込まれた堂々たる風格。新品のものとは内面の色がぜんぜん違いますね。コーティングが剥がれていると考えられます。

同じように油を引かず、薄焼きたまごを焼いてみました。さて…
ダイヤモンドコーティングが剥がれた薄焼きたまごはくっついてしまい、フライ返しで、ガリガリっと!

コーティングが剥がれたフライパンで焼いたらなんという無残な姿…
油を引けばなんとかまだ使えそうですが、調理ストレスがたまりそうですね。

コーティングが剥がれる原因

コーティングが剥がれる原因のひとつは、フライパンで作った料理を盛りつけないで、しばらく置いておくこと!
フッ素樹脂は、熱伝導を良くするために、薄く塗装されていて、目には見えない小さな小さな穴があいています。
その穴から油や塩分がどんどん樹脂の下に入り込んで、本体をあらし、コーティングを壊していくんだとか。

温めなおすために、そのままお料理を置いておく。私はよくあります…
フッ素樹脂加工のフライパンを長持ちさせるなら、一度、フライパンの使い方の見直しをしてみるのもいいかもしれませんね。

次回は、白いセラミックコートのフライパンについて、徹底調査!
セラミックフライパン
今回の記事に登場したアイテム 
プレジデントストーン 26cm(和平フレイズ株式会社)
グランマーブル 26cm(和平フレイズ株式会社)
ダイヤモンドマーブルALキャスト 26cm(株式会社タフコ)
軽いねセラミック 26cm(パール金属株式会社)

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