たたき(三和土)

キーワード解説
①土間の工法の一つで、赤土や砂利に石灰とにがりをまぜて練ったもの(叩き土)を、たたき固めて仕上げたもの。3つの材料を混ぜて作ったことから、三和土という漢字を当てることもある。②玄関から土足で入ることができる、土やコンクリートなどで仕上げた土間の部分のこと。

三和土の種類
三和土はセメントがない時代に、土だけでは固まらないため、硬くするために考えられた工法です。叩き土、または敲き土といい、花崗岩・安山岩などの風化した可溶性珪酸に富む土が良いとされ、特に長崎の天川土や愛知県の三州土、京都の深草土が有名です。三和土で作られた床は、夏場などはあまり温度が上がらず、すがすがしさや省エネ効果があり、現在の家屋に採用する例やDIYされる例もあります。
天川土:長崎地方に産する安山岩が風化した土です。これに石灰を加え、水で練ると硬化する水硬性の土は天川漆喰(あまかわ)と呼ばれ、土間に用いられました。
三州土:愛知県の三河地方から産出する土。花崗岩(かこうがん)が風化して粘土状になったものです。
深草土:京都の深草大亀谷およびその周辺から産する土・砂利のことを指します。その独特の素朴さや温かみを生かし、最近では仕上げ材として使われることも多くなりました。

玄関のどこまでを「たたき」と呼ぶ?
もともとは土間の仕上げの工法をさして「たたき」と呼ばれていましたが、現在では玄関のコンクリートやタイル、モルタル仕上げなどでできている、土足のまま入っても良いエリアのことも「たたき」と呼びます(詳しくはイラストを参照)。特に玄関の靴が置いてある場所のことをさすことが多いです。

「たたき」の出てくる記事
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