ハウスダストを一掃!そのひと手間で楽になる【床・フローリング】のプレ掃除

ハウスダストを一掃!そのひと手間で楽になる【床・フローリング】のプレ掃除

 

※「プレ掃除」とは?
美味しいお料理のコツは、下味や下処理、また手順や段取りが大事です。 それと同じように掃除の世界でも、ほんの少し手を加えるだけで汚れを上手に落とすことができます。私はこの方法を「プレ掃除(掃除の下準備)」と称しています。


今回から、家の中のさまざまな場所の掃除方法と共に、より効率的に汚れを落とすことができる「プレ掃除方法」をシリーズでご紹介していきたいと思います。一見面倒なひと手間や準備でも、あとの汚れ落ちや効率が違ってきます。是非「プレ掃除」という考え方を取り入れて掃除をしてみてください。

第一回は「床・フローリング掃除の方法」です。

意外と知らない床掃除と埃の関係

ハウスダストは危険

窓から差し込む陽の光をよく見ると、キラキラした細かい浮遊物が沢山見えます。これは衣類やカーテン、ファブリックなど様々なものから出る非常に細かい埃、通称ハウスダストです。

ハウスダストは少しの空気の動きでも舞い上がり、一度舞い上がると8時間以上かけて床に落ちていきます。長時間不在をした後の部屋を見ると、家具に沢山の埃が粉雪のように積もっているのは、このハウスダストの特性によるものです。

つまり、起床時の朝の床一面には、家具と同じようにハウスダストが積もっている状態になっていることになるのです。

床掃除のプレ掃除の重要性

朝、床一面にハウスダストが積もっている状態で、いきなり掃除機をかけるとどうなるでしょうか?
目に見える大きなゴミは吸引できても、掃除機本体から出る排気によって積もったハウスダストは舞い上がり、日中ずっと人の動きに合わせて舞い上がり続けることになります。ハウスダストを吸い続けることは様々なアレルギー症状にも良い環境とはいえません。

この現象を考えると、ハウスダストレベルまで綺麗にするため、床掃除にはプレ掃除として「最初にモップをかけてハウスダストを取り除く」ことが大事です。

モップで床のプレ掃除

床のプレ掃除

まず床のプレ掃除としてフローリングモップをかけていきます。窓を開けず、ゆっくりと床の埃を除去するイメージで部屋の奥から出口に向かってかけていきます。

一部屋モップをかけるだけでかなりの量のハウスダストがとれると思います。

幅木の掃除

床と壁の間を囲っている建具のことを巾木(はばき)と呼びます。ほんの数ミリ出っ張っているため、この縁にも埃が積もります。ハンディモップやクロスなどで拭き取ります。

意外と忘れがちな掃除場所なのですが、せっかく床を綺麗にしてもここから埃が落ちてくるので、定期的に拭き掃除が必要です。特に寝具の多い寝室、コタツなどファブリックの多い場所、人の通りが多い廊下などは巾木につもる埃の量が多くなっています。

効率のよい掃除機のかけ方

効率のよい掃除機のかけ方

プレ掃除が終わったら、目に見える大きなゴミを掃除機で吸引していきます。

掃除機は押すときにブラシやローラーが汚れを集め、引くときに吸引しています。この「押して引く」時の掃除機の作用を意識しながら、ゆっくりとした動きで往復させると上手に汚れを吸引できます。

また、ヘッドの真ん中のホースに直結している部分は一番吸引力があります。真ん中の吸引部がまんべんなく往復できるよう、ヘッド幅の半分が重なる様にジグザグにかけていきます。画像はヘッド幅が重なるイメージと吸引中心部の動きをイラストにしてみました。

床の端の掃除

壁の縁部分もヘッドを添わすようにして吸引します。また、ヘッドが入らない場所は細口ノズルなどを利用して吸引します。

気になる床の汚れの落とし方

床の気になる汚れの落とし方

掃除機をかけ終わったら、床に近い低さに目線を落として汚れをチェックしましょう。表面の埃やゴミは掃除機で吸引できても、床にこびりついた汚れは残っています。

汚れの多くは油分と埃が混ざったものや、食品等をこぼした後に乾いて残ってしまった成分等です。

洗剤をスプレーし、1~2分置いて汚れをゆるめてから、マイクロファイバークロスでクルクルと円を描くように拭き取ると落としやすくなります。

※床に洗剤を使用する際はワックスが剥がれたり、床板の材質によっては変質することがあります。目立たない場所でテストしてから使用してください。
フローリングの黒い点々の掃除

洗剤でも落ちきれないほど固くなってこびりついてしまった汚れは、柔らかい素材のヘラやプラスティック製のカード等でこそぎ落とすと綺麗に落ちます。ただし床に傷をつけてしまうリスクがあるので、あくまでも奥の手として覚えておいてください。

水拭きモップ

さらにサッパリしたい時は仕上げに全体を水拭きします。フローリング等の床材は水気を含むと変質することがあるため、拭いた後に水気が床面に残らないよう、しっかり水を絞った薄手のクロスを使用します。クロスをセットして使えるモップがあれば床等の広範囲の水拭きに便利です。

また、半年に一度はワックスをすると床材も保護され、表面につやが出て汚れがつきにくくなります。

日常のお掃除はモップメインがおすすめ

以上の掃除機を使用した丁寧な床掃除やメンテナンスは1週間に1~2回程度でよいでしょう。
毎日のお掃除はフローリングモップだけで十分です。排気も出ず、気軽にできるフローリングモップを利用して毎日拭き掃除をする方が、床のハウスダストは効率よく除去できます。ただし、必ずフローリングモップのシートは汚れたらきちんと交換するようにしましょう。

1シート両面分で6畳の部屋を12回程度が目安(ワックスオイル添加の一般的なシートの場合)なので、リビング、廊下、階段、フロア、個室分を考えると毎日交換するのがのぞましいです。

さいごに

床掃除とハウスダストの関係は意外と知られていないのが現実です。
掃除機をかけているのになんとなく空気が埃っぽかったり、咳がよく出るという場合は上手に床掃除ができていないのが原因かもしれません。

ハウスダストの特性を考えて、モップによるプレ掃除を是非実践してみてください。

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「プレ掃除」シリーズ

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おそうじペコ

おそうじペコ

掃除研究家/ハウスキーピングコーディネーター2級/掃除能力検定士5級暮らしを楽しむお掃除エッセンス
ブログを中心にWEB連載や雑誌等で掃除の楽しさを発信しています。掃除が趣味!と言い切れるほどの掃除好き。お掃除は裏切りません、必要なのはやる気だけ。必ず綺麗な部屋という結果がついてきます。 みなさん一緒に掃除を楽しみましょう! 著書「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分掃除」「掃除やる気スイッチ」等