熱可塑性ポリウレタン(TPU)

キーワード解説
TPUはThermoplastic Polyurethaneの略。ゴムのような弾力性と、硬質プラスチックのような強靭さを合わせ持つ、高分子化合物の名称。さまざまな分野で利用されるが、身近な例としては、スマホケースの素材などが挙げられる。ウレタンゴム、ウレタン樹脂とも呼ばれる、プラスチックの一種。

熱可塑性(ねつかそせい)とは
常温では変化しにくいですが、ある温度まで加熱すると軟化し(柔らかくなり)、自由に変形させることが可能となり、さらに冷却すると再び固くなるという性質のこと。
他にも熱可塑性の素材として、SBS(スチレン系エラストマー)やTPO(オレフィン系エラストマー)などがあります。エラストマーとは、ゴム弾性を有する工業用材料のことで、TPUもゴムのような弾力性を有することから、TPUエラストマーとも呼ばれることがあります。

スマホケースの素材としてのTPU
スマホカバーとしては、同じソフトケースに分類されるシリコンケースとよく比較されますが、TPUのケースはシリコンケースよりも固く頑丈で、ホコリなどもつきにくく、またハードケースよりも柔らかく加工がしやすいというメリットもあります。傷つき防止とファッション性の両方を兼ね備えた人気の高い素材と言えるでしょう。

色んな分野で利用されるTPU
他にもTPUは、熱を加えて柔らかくなる性質のため、さまざまな方法で加工でき、大量生産に向いている素材です。自動車部品・フィルム・ホース・チューブ・ベルトなど工業用品や、スポーツシューズのソール、ゴルフボールや時計のリストバンド、グリップ、スマホカバーなど、いろいろな分野で利用されています。
さらに最近では、ゴムのように丈夫で傷がつきにくく、プラスチックのように汚れに強いことから、清潔なまま長持ちする「まな板」の新素材としても注目されています。

TPUまな板
今回の記事に登場したアイテム
まな板 耐熱抗菌まな板 CUTOC TPU素材(株式会社シービージャパン)