重曹の基本の使い方とは?すぐに実践できる具体的な掃除方法と注意点

重曹の基本の使い方とは?すぐに実践できる具体的な掃除方法と注意点

キッチンの油汚れやお風呂の水あか、トイレ掃除にも使えて消臭剤にもなる重曹は家の様々な場所で使えて便利なのですが、使う場所によっておすすめの使い方や注意点があります。

そこで、実際に私が実践しているお掃除事例をご紹介します。

重曹でのお掃除方法

⓵キッチン

◆シンクのお掃除
重曹を振りかけて湿らせたスポンジで擦り洗いをすると、こびりついていた汚れがとれてスッキリ綺麗になります。
擦る時は円を描くようにクルクルと回すと多方向から力が入るので汚れが落ちやすくなります。水で流した後、重曹が白く残るようであればクエン酸やお酢をスプレーしてふきとると中和されて綺麗に落ちます。


◆排水口の汚れに
排水口にたまるねばねばした汚れは悪臭の原因になります。多めの重曹を振りかけ、少量のクエン酸(または穀物酢)とコップ1杯分のお湯を少しずつ流し込みます。すぐに発泡するので数分放置して汚れを浮かせてから古歯ブラシで擦り落とせば臭いも汚れもスッキリします。

◆魚グリルの水受けに
重曹を多めに振り入れ水を入れてから使用します。重曹が魚の脂っぽさと生臭さを吸収してくれるので後片付けの時に水のギトギト感が半減します。重曹だけを水受けに敷き詰めて使用する方法もありますが、私は水による防火作用と重曹使用量のコストを考えてこのような使用方法をしています。


◆酷い油汚れや焦げ付きに
油汚れがこびりついてしまったガスレンジ台やIHのトッププレートには重曹2~3:水1の割合で作った重曹ペーストを湿布して15分ほど放置します。汚れが浮いて重曹になじんでくるので、スポンジで擦るとスルスルっと汚れが落ちます。ステンレス鍋やヤカンの曇りなどもこの方法で磨くとピカピカになりますよ。
(※コーティング加工などを施している場合は剥げることもあるので注意してください)

◆重曹での煮洗い
ヤカンや鍋などの重曹ペーストでも落ちないほど酷く焦げ付いてしまった汚れは、水を張り重曹大匙1~2を加えて5分ほど沸騰させた後、湯が冷めてからスポンジで磨くとこびりついた汚れゆるみ落ちやすくなります。(必ず水から重曹を入れて下さい。熱湯に入れると噴出して危険です。)

※重曹による煮洗いは、重曹に火(または熱湯)を加えると、分解されてPH11.2のアルカリ度の高い炭酸ソーダ(炭酸塩)に変化する反応を利用したものです。
ただし、アルカリ度が上がる分手肌への負担も増えるので、家事用手袋をするなど養生して使用するようにしてください。

⓶水回り

◆ヘアキャッチャーや排水口パーツ
黒ずみやねばねばした不快な汚れも重曹を振りかけてからブラシなどで擦ると、粉がねばねばや汚れを吸着してくれるのでサッパリと洗うことができます。洗い流した後はツルツルすべすべになります。

◆浴室の床や洗面ボウル
洗面ボウルには皮脂汚れや埃などさまざまな汚れが混在してこびりついています。また、凸凹している浴室の床は隙間に皮脂汚れや石鹸カスなどのさまざまな汚れが溜まってしまいます。重曹を振りかけ、水を含ませたスポンジやクロスなどでこすると細かい粒子が汚れを掻き出してスッキリつやつやになります。

◆トイレの便器汚れに
便器内部の水たまりの輪染みや便器の縁裏の尿石汚れには酸性の洗剤をかけて汚れを緩ませてから、重曹をつけたブラシで擦り落とすと研磨作用で汚れが落ちやすくなります。ブラシよりもスポンジタイプの方がしっかり重曹を吸着して研磨してくれるのでおすすめです。

⓷その他

◆リビングの拭き掃除に
ドアノブやスイッチプレートなど手垢がつく場所には重曹水スプレー(水500mlに大匙1を溶かしたもの)をして拭き取ると皮脂汚れが拭き取れてスッキリします。ただし、スプレーで使用する際はしっかり二度拭きをしないと白い粉が残ることがあります。

◆ゴミ箱の消臭に
生ごみに直接多めの重曹を振り入れます。生ごみの酸性の臭いを中和して臭いが軽減します。また水分を吸収する作用もあるので水気の多い生ごみが出る日は多めに振り入れるとべちょべちょになりにくいです。

◆靴箱の消臭に
靴箱には皮脂や汗から出る独特の臭いがあります。広口のカップに重曹を入れたものを設置すると、防臭吸湿作用が働きます。
臭いは下の方にたまりやすいので設置する場所は、一番下の段が効果的です。万が一倒れた際にも靴箱中が重曹の粉まみれになることが防げます。

重曹を使うときの注意点

⓵粉飛びに注意
粒子が細かいので吸い込んだり目に入ることがあります。こぼれた場合も拭き取り切れずザラザラ残ることがあるので、小分けする際はお風呂場やシンクなど水で洗い流せる場所で作業することをおすすめします。

⓶手荒れに注意
天然成分とはいえアルカリ成分は手肌の表面のタンパク質を溶かす力があります。長時間使用する際は家事用手袋をする、使用後は保湿ケアをするなどするようにしてください。特に熱を加えた後の重曹はアルカリ度が高い炭酸塩に変化しているので、素手で扱わないように注意してください。

⓷湿気に注意
吸湿効果があるので、なるべく空気に触れないよう蓋をして保管するようにしてください。固まってしまっても、先のとがったもので崩せば使用することはできます。

いかがでしたか?洗剤ではないひとつの「素材」なのに、こんなにいろいろな効果や使用方法があるなんてやっぱり「重曹」は魅力的なお掃除アイテムだと思います。
この他にも使ってみるとこんな効果があった、というものがきっと沢山あるはずです。
まずは粉用のボトルに入れた重曹を手に取りやすい場所に置いておいて使ってみることから始めてみてください。
きっと重曹の魅力に気づき、重曹大好きになると思います!

※上記の掃除方法でも重曹が使用できない素材を含む場合、傷がつきやすい素材は変質変色の原因になるので、目立たない所でテストしてから実践してください。


参考文献
石鹸百科アイテム事典http://www.live-science.com/honkan/partner/hikaku.html(検索日:2017/9/12)

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