液体vsシート どちらがフローリングのワックス掛けを簡単・キレイに出来る?

「掃除をしているのに、床のザラザラがなかなか取れない」
「掃除をしてもすぐにホコリが床にたまる」
――そんなお悩み、ありませんか?
実は、その症状の原因は、床のワックスにあります。ワックス塗装してある床材は、入居して何年もそのままでいると床のワックスが徐々にはがれ、ホコリが床に吸着しやすくなってしまうのです。
今はワックス掛け不要の床材もあるようですが、賃貸やマンションなどでは、まだまだワックス掛けが必要な床材が使われているお宅が多いようです。
先ほど挙げたような症状が気になったら、是非ワックス掛けを試してみましょう。
でも、ワックス掛けって、何だか難しそうで、ハードルが高いですよね。手軽に使えそうなワックスシートも売っていますが、きれいに仕上げられるのか心配という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、どんなアイテムが簡単・きれいにワックスをかけられるのか、我が家の床(ビニール製のクッションフロア)で試してみました。
まずは比較するワックスのご紹介
①リンレイ 床用樹脂ワックス オール (購入時の価格:591円)
昔からある手塗り用の有名な液体ワックスです。
使える床はフローリング材(樹脂塗装された木製の床)、ビニール製の床。
1本で約30畳分。耐久6ヵ月とあって、かなり長持ちするワックスです。
初めて塗るときは2度ぬりを推奨しています。乾かして待つ時間は約30分。
ボトルタイプなので、使いたい量だけ出して保管ができるのが良い所ですね。
実は、専用のワイパーとシートも売られていますが、今回はあえて雑巾を使って手塗りに挑戦します。手で塗るのは初めてなので、うまくいくか心配です。
②リンレイ オールワックスシート (購入時の価格:537円)
2つ目は以前使用して気に入った、使い捨てのワックスシートです。
使える床はフローリング床(樹脂塗装された木製の床)、ビニール製の床。1パックで24畳分でシート1枚で6畳分です。耐久4ヵ月です。
ワックスの染み込んだシートが入っていて便利なアイテムです。初めての時は2度ぬりを推奨してあり、乾くまでの待ち時間は10分です。
どちらがピカピカになるか、実験スタート!
①床用樹脂ワックス
乾いた雑巾に白い液状のワックスをしみ込ませて、塗っていきます。
最初のうちはワックスが雑巾にしみ込んでしまって、うまく塗れませんでした。
1度ぬりの結果
きれいに塗ったつもりでしたが、かすれが出てしまいました。
――失敗です。
雑巾が分厚くて、ワックスをうまく全体にしみ込ませることができなかったのが原因だと思います。
2度ぬりの結果
2回目で何とかきれいに仕上がりました。
ムラなくかすれもなく仕上げるのには、少しコツが必要だということがわかりました。
かがんで拭いていくので、広い範囲だと疲れそうです。
②ワックスシート
シートには、したたりそうなくらいたっぷりと、ワックス液がしみ込ませてあります。始めにたくさん液がついてしまうので、滑らせるよう素早く動かして塗っていきます。
1度ぬりの結果
1度目からきれいな仕上がりになりました。
ワイパーに取り付けるという手間がありますが、板の木目に沿って動かせば、まず失敗はありません。
2度ぬりの結果
さらにつやつやに仕上がりました。
2度ぬりでは新しいシートを使用するので、6畳につき2枚のシートを使用することになります。ただ、1枚でもつやつやに仕上がるので、1度ぬりだけでも我が家は十分でした。
差が出たのは、仕上がりの見た目よりも時間?
見た目はほぼ、同じ仕上がりになりました。どちらもツヤが出てピカピカに。
差が出たのは、乾く時間。
①の床用樹脂ワックスは約2分と早く乾き、②のワックスシートは11分となかなか乾きませんでした。ただ、①の場合は塗ったワックスの厚さで、乾く時間が違うように感じます。
また、塗る時間にも差が出ました。
手塗りは仕上がりを確かめながら塗るので、少し面倒でした。
②のワックスシートはワイパーで立ったままかけられるので、ワックスをかける時間はとても短いです。
まとめ
ワックスは、ワイパーに取り付ける商品の方が、特にコツなども必要なく、簡単できれいに仕上がりました。塗る時間も短いため、時短家事アイテムとしてお勧めです。ワックス掛けのハードルが、うんと低くなると思いますよ。
ワックス後は家がピカピカによみがえり、ホコリが吸着しにくくなるので掃除が楽になります。
商品によって使える床材が違うので、説明書を読み、ご自宅の床材にあった物でワックス掛けを行いましょう。

よしママ

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