圧力鍋で何作る?用途やサイズなど初心者でも失敗しない圧力鍋の選び方

圧力鍋で何作る?用途やサイズなど初心者でも失敗しない圧力鍋の選び方

圧力鍋があったら便利そうだけど、どれが自分に合っているのか分からない!
そんなとき迷わないためには、用途に合わせて必要な気圧の高さとサイズをある程度決めてから、各メーカーの圧力鍋を検討するのがおすすめ。
圧力鍋選びで考えたいポイントをまとめました。

圧力鍋の用途をはっきりさせよう

せっかく買った圧力鍋があまり使わないうちに戸棚の奥へ…なんてことにならないためには、「圧力鍋でこれを作りたい!」という希望をはっきりさせておくことが大切です。
例えば
「玄米ご飯を炊きたい」
「トロトロの豚の角煮が作りたい」
「骨まで食べられる煮魚を作りたい」など。

その次に、重視したいのは「時短・光熱費節約」か、または「お手入れのしやすさ」なのか、それとも「高価でも長持ちすること」なのかなどを考えてみてください。
その結果に応じて、選ぶべき機種は変わってきます。

「調理時間短縮」「光熱費節約」を考えるなら高圧タイプ

圧力が高いほど、短時間で煮込むことができ光熱費節約になります。
鍋の内部の気圧が高くなると水分の沸騰温度が高くなるため、より高温での調理ができて時短になるわけです。
現在、日本の安全基準では150kPa(キロパスカル)=2.48気圧までの圧力鍋が製造認可されています。目安としては1.8気圧以上なら「高圧」、2.2気圧以上の機種は「超高圧」と覚えておくといいですよ。

《圧力鍋の気圧の計算方法》
圧力鍋の気圧の表示は、「kPa(キロパスカル)」と「気圧」の2パターンあるのでわかりにくいですね。
単位の換算式は、1kPa(キロパスカル)=0.001MPa(メガパスカル)=0.00986923気圧になります。
我が家の圧力鍋の底を見ると「0.146MPa」と刻印があります。0.146MPaはキロパスカルになおすと146kPaで、気圧に換算すると1.44気圧という計算になります。
しかし圧力鍋で調理するときには通常の空気中での1気圧の状態から加圧することになるので、その1気圧を足して考えます。つまりこの鍋は1.44+1気圧で、最大で内部圧力が2.44気圧まで加圧できる鍋であるということになります。

野菜や白米を調理するなら低圧でOK

しかし何でも圧力をかければ美味しくなるわけではありません。
例えば野菜料理がメインになるなら圧力は低めでも大丈夫ですし、肉や魚を煮込むことが多くなりそうなら高圧のタイプがおすすめ。
また、白米を炊くのには低圧でいいのですが、玄米を柔らかくするなら高圧のほうが早いと言えます。
もちろん、そこまで高気圧でなくても時間さえかければ柔らかくすることは可能です。

圧力の切り替えができると便利

我が家で使っているのは圧力を切り替えて使うタイプ。おもりに「L(低圧)」と「H(高圧)」の目盛りがあります。
切り替えができると、食材に応じた使い分けができるので便利です。
機種によりおもりを取り替えて調節するタイプのものや、レバーで調節するものがあります。
いろいろな料理を作ってみたいなら、この圧力の調節ができるかどうか、というのも選ぶポイントになりますね。

気になるお値段の差は何の違い?

圧力鍋の価格は幅が広く、3000円ほどから8万円以上のクラスまで様々です。
この値段の差は、ブランドの差も一部ありますが、主に鍋の材質と構造に比例しています。

多層構造はお値段高め

圧力鍋の材質は大まかに分けるとアルミ製、ステンレス製、さらにアルミとステンレスの多層構造の3種類です。
アルミは熱伝導が良く軽いというメリットがあり、ステンレスは重いですが蓄熱性と強度がありますので、両方の素材の良さを生かしたのが多層構造です。

多層にすることで火のあたりが柔らかくむらなく加熱でき、高圧力にも耐えられる頑丈な鍋になります。
ただし3層、5層など多層のものほどお値段は高くなりがちですし、それが底面だけなのか、全体なのかによっても値段の差が生まれます。

アフターサービスや付属品による価格差も

日本では安全基準をクリアした圧力鍋しか販売できないので、価格が安いからと言って安全性が劣るということはありません。
しかしアフターサービス、交換部品の対応や、保証期間の長さなどによる価格の差も考える必要があります。
また、蒸し器やガラス蓋などの付属品がある分、高い値段設定であることも。

その他、内側が焦げ付きにくいフッ素コートになっていてお手入れがしやすいもの、セラミック素材を使っているので金属が苦手な方でも使いやすいなどの特徴を持つ鍋もあります。

自分にとっての使いやすさって?

これらのことを考えると、単純に値段やブランドだけでは比較できません。自分にとっての使いやすさは何か見極める必要がありそうです。

一例として、火を消してからも保温調理を続けたい場合には鍋全体が多層構造になっている鍋がおすすめ。
層が多いほど、また範囲が広いほど保温性が高くなるからです。

逆に、圧力鍋は火を消してからも内部の温度と圧力が下がるまで待たなくてはふたを開けられません。
ですからすぐにふたを開けて食べたいという場合は、アルミ製の鍋が一番早く冷めるので便利ということになりますね。

さらに今はガスコンロでも将来IHコンロに変わる可能性があれば、IH対応機種にしておくのがいいでしょう。

少々高くてもお気に入りのブランドで長く使えるものが欲しいという場合もありますし、もし不具合が出たら買い替えるつもりでできるだけ安い機種をという考え方もありますね。

圧力鍋のサイズの選び方

鍋の大きさは食べる人数に合わせて選ぶのがおすすめ。
目安としては、家族の人数+1リットルです。
つまり4人家族なら5リットルサイズの圧力鍋ということになりますね。
もちろん、子どもやお年寄りが多いのでもっと小さめでとか、一度にたくさん作り置きしたいので大きめに、などの事情も関係してきます。

そして圧力鍋の大きさを選ぶときは、どのくらいの重さなら苦にならないかも考える必要があります。
我が家のものはアルミ3層とステンレス2層の全面5層構造なので少し重い材質です。3リットルの圧力鍋で2.2kg、5.5リットルのほうは2.9kg近くありました。
実際に調理するときには、中身の重さが加わりさらに重くなります。
持ちやすさを考えると、片手鍋でも反対側に小さな持ち手がついているタイプが安心ですね。
デザインの好みに加え、ふたの開けやすさも考慮してください。特にふたが開けにくいと使うたびにストレスになるので、よくチェックしましょう。

付属のレシピブックを大切に

圧力鍋はメーカーや機種によって圧力の大きさが異なるため、最初のうちは付属のレシピに忠実に作って慣れていくことになります。
この段階で美味しい料理が作れるかどうかで、家族に気に入ってもらえるかが決まってしまうと言ってもいいでしょう。
ですから専用のレシピブックのメニュー数が充実しているかどうかは、意外に大切なポイントです。

ぴったりの圧力鍋を購入できたら、あとは使いこなすだけ!徐々にメニューの幅を広げていきましょう。
周りに同じ鍋を使っている人がいれば、使い方の工夫や応用レシピを聞けるので心強いですね。
レシピ検索などで見つけた料理を作るときは、自分の機種に合わせて調理時間の微調整をしながら試してみてください。

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