ボタニカル

キーワード解説
植物の、植物学的な、などを意味する。英語表記は「botanical」。ファッション、美容、芸術など、幅広い分野で用いられ、それぞれで少し異なる意味合いを持つ。


《色んな分野の「ボタニカル」》


・芸術分野での「ボタニカル」

細密に描かれた植物画のことを、ボタニカルアートと呼びます。
ボタニカルアートの歴史は古く、起源は古代ギリシャや中国で、薬草を見分けるために図譜が作られたのが最初だと言われています。植物図鑑のための絵画として、草花の特徴的な部分を捉えて植物学的に精確に描出したもので、実物大に描かれていることや、背景や植木鉢や花瓶などの人工物を描かない、などの決まりがあります。19世紀頃にはイギリスやフランスで大流行し、今ではホテルやレストランのインテリアの絵としても定着し、愛好されています。


・ファッション業界での「ボタニカル」

ファッション業界などで人気のある「ボタニカル柄」は、植物をモチーフにしたプリントの総称として用いられており、ボタニカルアートとは異なる意味を持っています。
従来から人気のある華やかなイメージの花柄とは対照的に、木の葉や茎、実、草花などをモチーフにした、少しシックなカラーで、大人っぽい落ち着いた柄を示すことが多いです。

・美容業界の「ボタニカル」
近年では、シャンプーなどを始めとするヘアケア用品などでも「ボタニカル」という言葉が多く使われていますが、この場合のボタニカルは「植物の」または「植物物由来の」という意味です。同じく植物の成分を配合してあるヘアケア用品などで、「オーガニック」と呼ばれるものがありますが、「ボタニカル」との意味の違いとしては、原料の植物が化学肥料や化学農薬を使用しない「オーガニック農法」で作られているかどうかになります。

今回の記事に登場したアイテム
フレグランスサシェ ルドゥーテ(カメヤマ株式会社)