キッチンスポンジの除菌対策は大丈夫?食中毒を防ぐ基本のお手入れ方法

キッチンスポンジの除菌対策は大丈夫?食中毒を防ぐ基本のお手入れ方法

毎日やらなければならない家事のひとつが食器洗い。
みなさんはどんなキッチンスポンジを愛用していますか?
お手入れはきちんとできているでしょうか。

何気なく使っている道具ですがお手入れ方法を再確認し、こだわりを持って選ぶと面倒な家事も楽しく効率的になってきます。今回は「キッチンスポンジ」がテーマです。

キッチンスポンジの雑菌の実態は?

水と洗剤を使う場所なので清潔と思いがちなキッチンですが、企業の調査によると、なんとキッチンの手拭きタオルや水栓の細菌(カビ、酵母菌等)の汚染度はトイレよりも高いという結果が出ています。(出典元:花王「くらしの研究」生活者研究センター)
原因は生ものをさわった手や、調理の際の手洗いを徹底しないで、キッチンのあちこちに触れることだと考えられています。
それならば、食器や調理器具を洗うキッチンスポンジの雑菌はどうでしょうか。

「生活衛生」掲載の文献(※1)によると、ざまざまな環境下のスポンジを調査したところ「一般生菌、大腸菌、黄色ぶどう球菌」など数種類の菌が数多く検出されたというデータがあります。
細菌が繁殖する原因はカビ菌と同じ「温度、湿度、養分」です。この条件にピッタリなのがまさにキッチンスポンジ。内部が細菌の温床になりうることはたやすく想像できます。

毎日できる!スポンジの衛生対策

スポンジを清潔に保つのは、においや気分の問題だけではなく、食中毒予防という大事な役割も持っています。とはいえ、毎日のことなので手軽にできる方法が一番です。
なるべく簡単にできるスポンジの衛生対策をまとめてみました。

① 熱湯消毒

石鹸で洗ったスポンジを30秒ほど熱湯に漬けこみます。その後お湯を流し、冷ましてからしっかり絞って乾燥させます。
電気ポットで沸かしたお湯を利用すると便利です。(※スポンジには耐熱温度があるので温度に注意してください)

② 酸素系漂白剤で除菌

40~50度のお湯2Lに大さじ1杯の割合で酸素系漂白剤を溶かし、洗浄したスポンジを30分ほど漬け置きます。カップに水を入れたものを重しにすると、スポンジが浮いてきません。その後すすいで乾燥させます。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤のような刺激臭もなくスポンジの素材も痛めません。

③ 日光消毒

日光にしっかり当てて乾燥させます。使用中のスポンジ、天日干し中のもの、スタンバイ中のもの、と複数個用意して使いまわすと便利です。
天日干しできなくても、風通しの良い場所に干してしっかり乾燥させるだけでも細菌の増殖を防ぐことができます。

④ スポンジホルダーを見直す

湿気がたまらないようにスポンジホルダーは水切れの良い形状のものを選びます。網目のものや、ケースタイプよりもステンレス一本で支えるタイプの方が水もたまらず、ホルダーそのもののお手入れも楽です。
また、フックなどで吊るして干す収納も乾燥しやすくておすすめです。
参考文献(※2)によると漂白剤などの溶液に浸しても細菌が残ることがあり、細菌を確実に死滅させるには毎日熱湯に30秒以上浸すこと、乾燥しやすい形状のスポンジを使用することが良いと結論づけられています。とはいえ、毎日熱湯処理をするのは意外と大変な作業です。①~④の方法を組み合わせて、なるべく負担なく殺菌対策を続けることが大切だと思います。

※1,2 参考文献「生活衛生 家庭の台所用スポンジタワシの細菌汚染とその殺菌方法」
著者:石井営次、乾美智子、高橋美帆、塚本晶子、林茂美、三浦知美

おすすめのキッチンスポンジ3選

除菌も大切ですが、せっかくなら楽しみながら食器洗いをしたいですよね!
キッチンスポンジにはたくさんの種類と高機能な製品がいろいろあります。
ここからは私が愛用しているキッチンスポンジをご紹介します。

① ダスキンスポンジ

清掃会社ダスキンブランドのスポンジです。無機系抗菌剤使用。スポンジ部分は大き目の網目で泡立ちやすく乾きやすくなっています。
一番の特長は耐久性です。画像の左が新品、右は3ケ月使用したものです。毎日使い続けても型崩れもなく泡立ちも変わりません。むしろ、使えば使うほど手になじみ新しい物に交換するタイミングをなくしてしまいそうなほどです。
カラーは明るいビタミンカラーシリーズとモノトーンシリーズの2パターンあります。(税込194円)

② 亀の子スポンジ

元祖亀の子束子の西尾商店さんのキッチンスポンジです。スポンジ全体に銀イオン抗菌剤を練りこんでいます。スポンジ部分は大き目の網目で乾きやすくなっています。またとても軽くて手になじみます。空気が良く入るので泡立ちもよくたくさんの石鹸の泡で食器洗いを楽しくすることができます。
パッケージデザインやスポンジカラーもおしゃれなのでプチプレゼントにもおすすめです。(税込324円)

③ キッチン用アミタワシ

KBセーレン「そうじの神様シリーズ」の商品です。スポンジではなくクロスで洗うという発想です。やわらかくてどんな形状のものにもフィットし、表面上の細かい突起(ベルカップル)が汚れを掻き出すので軽い汚れなら洗剤はいりません。メッシュになっているので泡立ちもよく、スポンジよりも速乾性があります。クロスタイプなのにサイズが小さめなので手になじみ扱いやすく、スポンジホルダーにもひっかけて収納できます。(税込378円)

スポンジは季節ごとに使い分ける

私は乾燥する季節はダスキンスポンジや亀の子スポンジ、高温多湿になる季節は乾燥しやすく水切れがよいメッシュ状のアミタワシを使用しています。
季節によってスポンジのタイプを変えるのは、衛生面だけでなく毎日のルーチンワークでもある台所仕事にも変化をつけるという意味もあります。そろそろ寒く乾燥してきたな、と思うとダスキンスポンジを取り出すわけです。

調理をする限りキッチンスポンジの衛生対策は毎日続けなければならないことです。負担に思うだけではなく、確かな情報を元にしっかり対策しているという「自信」と季節に合わせてスポンジを変えよう!という「メリハリの発想」で毎日の家事を楽しんでいきたいですね!

おそうじペコプロフィール