ダッチオーブン

キーワード解説
鋳鉄製の鍋。主に野外で使われることが多い。焼く、蒸す、炒める、煮るなど多用途に使える万能鍋。

蓋の密閉性が高く、上におき火や炭がのせられる構造のため、鍋全体を高温均一に保つオーブン料理が楽しめます。鉄製で厚みがあることから、熱伝導が良く、全体がムラなく加熱されるため、料理がとても美味しく仕上がります。家に大きなオーブンがなくても、誰でも簡単に本格的なオーブン料理が作れるため、近年では、アウトドアだけでなく、家の中でも使える万能鍋としても注目されています。

《ダッチオーブンの歴史》
ダッチオーブン(Dutch Oven)とは直訳すると「オランダのオーブン」という意味で、アメリカの西部開拓時代にオランダ系移民の商人が売り歩いたとする説や、オランダの鋳造技術を利用したためとする説があり、この呼び名がついたと言われています。(他にも諸説あり)。なお、同じものを指して、フランスではココット(cocotte)とも呼ばれています。


《ダッチオーブンの種類》
ダッチオーブンには、大きく分けて2つのタイプがあります。

●キャンプオーブン
名前のとおりアウトドアでの使用が前提で、焚き火にくべやすいよう(直接ダッチを置いても火が消えないように)三本の足がついています。ふたの上に炭を乗せられるようにふちがあり、オーブンで調理するときのように、ローストビーフやデザートの上火調整も可能です。また、ふたの上にさらに他の鍋を積み重ねることもでき、ふたの上の炭でパンやケーキを焼くのに便利です。

●キッチンオーブン
野外ではなくキッチンでの使用が前提で、コンロにかけやすいようキャンプオーブンのような足つきの構造ではなく、通常の鍋のように底が平らになっています。このキッチンオーブンの鋳鉄をホーローで包み、より使い易くおしゃれに改良されたものとして、ル・クルーゼ社の製品「フレンチ・オーブン」などが有名です。

また、日本では下記のものも「ダッチオーブン」と呼ぶことがあります。

【スキレット】
ダッチオーブンのうち、形状がフライパン型のものを指します。他のフライパンと違って厚みがあるため、温度変化が少なく、全体にムラなく火を通すことができるという特徴があります。
これを使えば、ハンバーグやステーキなどの肉料理も簡単に美味しく焼き上げることができます。

【コンボクッカー】
深鍋とスキレットを組み合わせたもので、スキレットを蓋の替わりに使用できます。


キャンプオーブンをキッチンのコンロで使うことももちろん可能ですが、足つきのものは電磁調理では使えません。オーブン料理に興味があり、キッチンで頻繁に使いたいという方は、底がフラットのものを購入することをおすすめします。

今回の記事に登場したアイテム
初めてでもおいしく作れる!ダッチオーブン鋳鉄製 ビギナーセット(パール金属株式会社)