わっぱ弁当箱

キーワード解説
杉やヒノキを薄く製材し曲げて形作られるお弁当箱のこと。

わっぱ弁当箱は1600年代から続く日本の伝統工芸で、代表的な産地は秋田の大館、静岡の井川、岐阜の木曽、三重の尾鷲、福岡の博多です。
薄い杉やヒノキの板を水に浸してやわらかくしてから曲げ、桜の樹皮で留めて作られています。大きく分けて、白木のものと、漆塗りのもの、ウレタン樹脂で塗装されたものの3種類あります。

無塗装の白木のわっぱ弁当は、木目と木の香りが楽しめるお弁当箱です。余分な水分を吸収してくれ、木のもつ殺菌効果でお弁当が痛みにくいという長所があります。
ただし、油がしみこむので油モノのおかずは不可。また、使用後の乾燥をしっかりしないとカビの原因になります。

漆塗りのものは、木目は見えなくなりますが、独特の風合いがあります。また、天然の漆には殺菌効果があり防腐の役目を果たしてくれます。
白木とくらべると水がしみこみにくいので乾燥も速く、白木のものにくらべるとお手入れが簡単です。耐久性に優れ、お手入れによっては一生ものにもなります。年月を重ねることで、ツヤが増しいろいろな表情が楽しめます。

ウレタン樹脂塗装のものは、なんといってもお手入れが簡単です。水分、油分を完全にはじくので、油のおかずも入れられます。
しかし、木の香りや殺菌作用はなくなります。現在は白木の良さをいかすため、内側は無塗装、お手入れを楽にするために、外側はウレタン塗装のわっぱ弁当箱も販売されています。

今回の記事に登場したアイテム
わっぱ弁当箱 杉(ヤマコー株式会社)