スキレットで簡単おうちごはん!フライパンとの違いとお手入れの基本は?

スキレットで簡単おうちごはん!フライパンとの違いとお手入れの基本は?

このごろ「持ってるよ!」という人が増えている話題のスキレット。
普通のフライパンとどう違うのでしょう?

スキレットって?

スキレットとは鋳物の鉄でできたフライパン。分厚くて重たいのが特徴です。
でも、その素材のおかげで、簡単な料理もおいしく仕上がります。
もともとはアウトドア用品として手に入れる人が多かったのですが、最近ではホームセンターや100円ショップでも販売され、気軽に活用できるようになってきています。

「買ってみようかな?でも結局は使わなくなっちゃうんじゃない?」

今回は、そんな迷っている方のために、スキレットを普段使いのフライパンとして10年以上愛用してきた私がメリットをご紹介します。

スキレットのメリットはこれ!

鋳物でできているスキレットは、熱伝導率が良く蓄熱性もあって、お料理にムラなく火が通ります。
焦がしたくないけど、しっかり焼きたいお肉や、ジャガイモなど火の通りにくい野菜の調理に最適です。
また一度温まると一定の温度をキープできるので、ホットケーキやクレープもきれいな色に焼けて、卵料理もお得意。

使い込んでよくなじんだスキレットは、一生もののフライパンといえるほど便利なんです。
ただ、とても重たいので「振る」作業が必要なチャーハンなどを作るのには苦労します。

スキレットで作ると味が違う!野菜のロースト

野菜を並べて焼くだけで味わい深く仕上がってしまうのが鋳物のスキレットのすごいところ。
野菜は何でもいいのですが、火の通りにくいものを下に入れるようにします。
こちらは一番下にズッキーニ、その上にタマネギとトマト、ベーコンを乗せています。
007作り方は、少し油を入れたスキレットに野菜を並べるだけ。塩こしょうをして中火で焼いていきます。
フタを閉めて蒸し焼きにすると、短時間でできあがります。
大きさの合う鍋フタを利用しますが、アルミホイルをかぶせる方法でもOK。

おしゃれなスキレットはそのまま食卓へ

食卓にそのまま出しても様になるスキレット。
卵料理なら、ぜひオープンオムレツを作ってみましょう。
6インチスキレット(直径15cm)で、椎茸とカニカマで中華風に作りました。
004<材料>
・卵 4個
・カニカマ 6本(細く裂いておく)
・干し椎茸を戻したもの 2個分(細切りにする)
・椎茸の戻し汁 大さじ1
・小ネギ 少々
・塩こしょう 少々
・油 大さじ1

<作り方>
1. 卵をボウルに溶き、すべての材料を混ぜておく。
2. スキレットに油を熱し、1を一気に流し込む。
3. 卵が泡立つように固まってくるので、2,3回大きくかき混ぜる。
4. 8割ほど火が通ったら火を止める。(予熱で火が通ります)

できあがり!

スキレットのお手入れは?

スキレットのお手入れは面倒だと思われることもありますが、3つのポイントを押さえれば簡単。

1.熱いまま冷たい水で洗わない(温度差で割れる恐れがあります)
2.洗剤で洗わない(せっかく馴染んだ油膜がとれてしまいます)
3.洗った後は完全に乾かす(さびさせないためです)

スキレットを洗うときに便利なのが、昔ながらのたわし。
001スキレットにこびりついた汚れも、お湯をかけてタワシでこするときれいになります。
取れにくい汚れはお湯を入れて火にかけてみてください。汚れが浮き上がってきます。
最後はよく乾燥させて、薄く油を塗っておけば安心。

スキレットは油の被膜が大事

スキレットは繰り返し使うことで次第に表面に油の被膜ができ、「ブラックポット」と呼ばれる真っ黒でつるつるした状態になります。
そうなると調理の際にはほんのちょっとの油をひくだけで、くっつかず焦げ付く心配がありません。
003だから、洗うときは洗剤を使わないで!
せっかく時間をかけて作った油の被膜がはがれてしまいます。

どうしても洗剤を使いたいときは、洗った後の油のなじませ作業(シーズニング)が必須。
オリーブオイルを塗りこみ、スキレットを煙が出るまで加熱します。
数回繰り返すとさらに効果的です。

また、スキレットで調理をするときは、木べらや、ホットプレート用の先がなめらかなヘラを使ってください。
金属のとがったヘラでガリガリとこすってしまうと、傷ついて表面の油膜がはがれてしまいます。
我が家では、木べらと長年使い込んだフライ返しを愛用しています。
フライ返しは金属ですが、形のせいなのか、使い込んだせいなのか当たりが柔らかく、傷つきません。
008

スキレットはやけどに注意!

スキレットは持ち手も同じ素材なので、持つときには必ず鍋つかみが必要です。
コンパクトな鍋つかみがしっかり持ち手を握りやすいのでおすすめ。
005食卓にそのまま出すなら鍋敷きも用意します。
スキレットの底面は非常に高熱になっているので、お気に入りのクロスやテーブルにそのまま乗せると丸い焦げ跡がついてしまうことがあります。どうぞ注意してくださいね。
直接熱を伝えないためには、金属製で脚のある鍋敷きや、木のトレーなどが便利です。
006

人数とメニューでサイズを選ぼう

人気のサイズは小ぶりの6インチ(直径15㎝)。
1~2人分のおかずを作るのにとても便利なサイズですが、人数の多いご家庭ではもっと大きいサイズが必要になります。

我が家には6インチ(直径15cm)と9インチ(直径約24cm)のスキレット(「wenzel」というアメリカの老舗アウトドアメーカーのもの)があり、小さい方ではホットケーキ、大きい方ではパエリヤやステーキといったようにメニューによって使い分けています。
002小さいサイズなら、オーブンやグリルにそのまま入れて焦げ目をつけるという使い方もできますし、大きければちょっとした揚げ物はスキレットで済ませられるというメリットもあります。
メーカーによりますが同じ鋳物素材のフタも購入すれば、さらにレシピの幅が広がりますよ。

家族の人数と作りたいメニューによって、購入サイズを検討してみましょう。
そして特別なときだけじゃなく、ぜひ普段のフライパンとしてスキレットを活躍させてくださいね。

racssプロフィール