ペクチン

キーワード解説
植物の葉、茎、果実に含まれる多糖類で、食物繊維の一つ。糖や酸と一緒に煮詰めるとゲル化(ゼリー化)するため、ジャム作りに利用されている。

「ペクチン」というと聞きなれない言葉に感じますが、ペクチンは多くの野菜や果物に含まれている成分で、私たちは日常的に摂取しています。
もともと、ペクチンは植物の植物壁をつくる成分。
はちみつや砂糖などの糖分と、レモン汁などの酸と一緒に加熱するととろみがつく作用(ゲル化)があることから、ヨーロッパでは古くからジャム作りに欠かせない存在でした。

りんごや、オレンジやレモンなどの柑橘類、クランベリーやフランボワーズなどは、含まれるペクチンが比較的多く、バナナやいちご、キウイなどはそう多くありません。
ペクチンを多く含む果物のほうがジャム作りに向いており、ペクチンが少ない果物を使ってジャムを作る場合は、ペクチンを多く含む果物からペクチンを取り出して使います。
なかでも、りんごの芯や皮、レモンやオレンジの種は、ペクチンをとるためによく使われます。
芯や種をひたひたの水で煮詰めていくと、中からペクチンが溶け出して水にとろみがついていきます。ジャムを作る時には、このとろっとした水を仕上げに加えます。
ペクチンはスーパーなどで市販もされています。ペクチンを取り出すのはなかなかハードルが高い、という方には便利ですね。

ジャム作りに欠かせないペクチンですが、栄養素としても注目されています。
水溶性の食物繊維で、整腸作用があり、血中コレステロールを下げる作用があるため、サプリメントや医薬品にも添加されています。
ジャムは旬のフルーツの美味しさを長期間楽しめる保存食品ですが、健康にも嬉しい食品。生の野菜やフルーツと共に、積極的に摂取したいですね。

ジャム
今回の記事に登場したアイテム 
ウィズ シリコンゴムヘラ 大(株式会社タイガークラウン)