手作りジャムの基本、瓶詰めと冷凍保存でいつでも旬が楽しめる

手作りジャムの基本、瓶詰めと冷凍保存でいつでも旬が楽しめる

朝の食卓に欠かせないジャム。
ヨーロッパでは、冬の保存食として重宝されてきました。
庭にりんごの木があり、いちごやラズベリーが自生するようなヨーロッパの気候も、ジャム作りが発達してきた理由のひとつ。
パンとジャムジャムの作り方はいたってシンプルで、果物に糖分を入れて煮詰めるだけ。
甘さと煮詰め方を調節すれば、オリジナルのジャムを作ることができます。

お砂糖よりはちみつの理由

ジャムの糖分には、一般的に砂糖を使いますが 私ははちみつでジャムを作っています。
はちみつは、ビタミンやミネラルが豊富。
カロリーは砂糖より少ないので、体に優しい糖分なんです。
りんごジャム

ジャム作りにはどんなお鍋を使う?

ジャム作りには、酸に強いホーローやステンレスのお鍋を使うのが理想ですが、なければアルミのお鍋やフッ素加工のフライパンでも大丈夫。
ジャムは煮ると水分が出てくるので、大きめのお鍋を選んでくださいね。
ホーロ鍋まずは、簡単なはちみつ入りりんごジャムの作り方をご紹介します。

はちみつ入りりんごジャムの材料は?

●紅玉りんご 1kg 正味(皮をむいて芯を取ったもの)
 ジャムには、果肉のきめが細かく、酸味と芳香のある紅玉を選びましょう。
 紅玉は、火を通すと果肉が柔らかくなるので ジャムやお菓子に向いています。
 紅玉とゴールデンデリシャスの交配のジョナゴールドでもOK。

●はちみつ 300g~350g(砂糖の場合は400から500g)
 はちみつの甘さは砂糖の1.2倍。
 砂糖より少ない量で、同じ甘さになります。
 
●レモン汁(お好みで)

●ペクチン
 ペクチンは、ジャムのとろみの素。
 レモンの種やリンゴの芯を水から煮てトロンとするまで煮詰めます。
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さあ、ジャム作りスタート!

①りんごは洗って皮をむき、芯を取って1cm角に切ります。
②鍋にりんごとはちみつを入れ、焦がさないように最初は弱火で煮ます。
2016-02-28 13.35.50 - コピー - コピー③水分が出てきたら、やや強火にして灰汁を取ります。
④水分が減ってきたらペクチンを入れます。
木ベラでつぶすようにすると きめの細かいジャムに。
⑤お好みでレモン汁を少々。

りんごの皮でピンク色のジャムに

ここで、ひと手間!ジャムをほんのりとしたピンク色にしてみましょう。

別の鍋にりんごの皮と水を入れ、色が出るまで煮ます。
でき上がったジャムの中に、色を見ながら混ぜていくと、人工着色料をいっさい使わない、天然ピンクのりんごジャムに。
りんごジャムとてもきれいな色!ワンランクアップのジャムになりますね。

手作りジャムの保存方法は?

ジャムの保存は、なんといっても瓶詰めがオススメ。
瓶詰めは上手く脱気ができれば、1年以上の長期保存ができます。
脱気とは、瓶の中の空気を抜くこと。
本格的な瓶詰めの方法で、少し手間はかかりますが、覚えておくといろいろ応用できます。
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①鍋にたっぷりの水を入れ、よく洗った瓶を入れて15分くらい煮沸殺菌する。
(ふたはパッキンが付いているので後から入れる)
2016-02-28 12.42.49 - コピー②トングかお箸で瓶を引き上げ、キッチンペーパーの上へ逆さまにおいて乾かす。

③瓶に煮詰めた熱いジャムを入れて、ふたを軽くしめる。
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④鍋にお湯を半分くらい入れた中にその瓶を入れて10分から15分ほど煮沸殺菌する。
2016-02-28 14.17.05 - コピー⑤瓶を取り出し、ふたをゆるめ、再び強くしめなおす。

⑥もう1度、瓶がつかるくらいのお湯の中で15分ほど煮沸殺菌をする。

⑦瓶を引き揚げ、瓶が冷めるまで逆さまにして置いておく。
2016-02-28 15.10.59瓶が冷めた時、ふたが凹んだ状態になっていれば脱気成功!
作業中はやけどに気をつけてくださいね。

もっとカンタンな瓶詰め方法は?

本格的な瓶詰めは、ちょっと面倒という方には、簡単な瓶詰め方法があります。
できたての熱いジャムを、煮沸消毒した熱い瓶に詰め、逆さまにして置いておくだけ。
とっても簡単ですね。
この方法でも、半年から1年保存できますよ。

暑い夏は、1度開けたジャム瓶はもちろんのこと、できれば未開封のジャム瓶も冷蔵庫に入れておきましょう。
長期保存のコツは、瓶詰め+冷蔵庫保存です。

ジャムは冷凍保存可能!

作ったジャムの量が少ない時は、食べる分だけ小出しにできる、冷凍庫での保存がオススメ。

冷蔵庫のない昔のジャムは、長期保存のため、糖分と果物の割合が同じでした。
糖分が80%以上のものもあったとか。
現在は健康志向から、低糖のものが好まれるようになっています。

手作りジャムなら、糖分が調節できて、旬のおいしさを年中楽しめるのがうれしいですね。

吉川道子プロフィール