キッチンスポンジ泡立ち比較【2】泡持ち、泡切れ…スポンジは泡で選ぶ!

キッチンスポンジ泡立ち比較【2】泡持ち、泡切れ…スポンジは泡で選ぶ!

同じシリーズの記事はこちら 
キッチンスポンジ泡立ち比較

食器を洗うときに気になることの一つが、泡立ち。

スポンジによっては、なぜか、洗剤をつけてもなかなか泡が立たなかったり、水っぽい泡ばかりが出て、いつのまにか消えていたり。

食器を洗う手をとめて何度も洗剤を足すのは面倒だし、もったいない。
地球環境にもよろしくない!
台所洗剤使用イメージというわけで、今回のテーマは「スポンジの泡立ち」。

14個のスポンジで、せっせと泡をつくってみました!

環境とお財布に優しいエコなスポンジは?

まずは、実験方法の説明から。

Let’s Try !  

1. スポンジに台所用洗剤を垂らします

水で濡らしてキュッと絞り、スポンジに水を含ませます。
実験の様子激落ち2台所用洗剤の量は2ml。スポイドを使ってきっちり計って……
実験道具スポイド垂らします!
実験の様子激落ち1

2. 泡立てます

キッチンスポンジを30回ずつ揉んで、泡立てます。
モコモコモコ……
さっそく泡が出てきました。
実験の様子激落ち4

3. 泡の量をはかります

スポンジから出てきた泡は、ビーカーへ。
たまった泡の体積をはかります。
実験の様子激落ち5実験に使う洗剤の量は、みんな同じ。
だから、出てくる泡の量が多いほど、少ない洗剤で洗い物ができるエコなスポンジというわけです。
実験の様子激落ち6

泡立ち方が違う、そのワケは?

まずは、不織布がついた貼り合わせスポンジでチェック!

使うのは、こちらの6種類のスポンジです。
ウレタンスポンジ集合①キクロンA(キクロン株式会社) 
②スマートホーム トリプルスポンジ(株式会社オーエ)
③激落ちスポンジアクリル不織布(レック株式会社)
④おさかなスポンジ(株式会社マーナ)
⑤ハードクリーナー5個入(株式会社アイセン)
⑥CKソフトスポンジ5個入(株式会社オーエ)
 ※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。

実験の結果、泡の量の差は320ml

6種類のスポンジを使って泡をつくってみると…?
キクロンA泡2結果は、こうなりました。
実験結果貼り合わせスポンジ一番泡立ちがよかったのは、③激落ちスポンジアクリル不織布
30回揉んで出てきた泡は、なんと500ml!
実験の様子激落ち6一番泡の量が少なかったのは、①のキクロンAで180ml。
キクロンA実験結果3回目ほかの4つのスポンジは、300~350mlと、だいたい同じでした。

泡立ちがいい=空気がたっぷり

ここで、スポンジの表面に注目。
よく見ると、目の粗さがかなり違います。
ウレタンフォーム表面スポンジ、つまり、ウレタンフォームには、水切れをよくするために脱膜という処理がされたものがあります。
(詳しくはキッチンスポンジの泡立ち比較【1】

目が粗いのが特徴ですが、一番泡立ちがよかった③激落ちスポンジアクリル不織布にも、脱膜ウレタンフォームが使われています。
貼り合わせスポンジ3層実は、泡の正体は水と空気。
泡は、空気が薄い水の膜で包まれたものなんです。

目の粗い脱膜ウレタンフォームの泡立ちがいいのは、通気性が良く、空いた隙間にたくさんの空気が含まれているから。
その空気が、泡が立つのを助けるんです。
5個100円スポンジ泡

油汚れに強いもっちり泡をつくるスポンジ

泡の量も大切ですが、もう一つ食器洗いに大事なのが、泡の質。

①キクロンAから出てきた泡は、もっちり!

なかなかビーカーに落ちてくれないくらいです。
泡持ちがよく、お皿を洗い始めてすぐに泡が消えることもなさそう!

ただし、泡持ちが良すぎて、洗剤を流す時になかなか泡が切れないのが玉にキズ。
キクロンA泡
こちらは、⑥CKソフトスポンジ5個入の泡。
泡が水っぽくて、食器を洗っているうちにすぐに消えてしまいそう……。
水に流れやすいので、泡切れは○。
5個100円スポンジ実験
こちらは、③激落ちスポンジアクリル不織布の泡。
上の2つとくらべると、泡のもっちり感も泡切れもちょうど真ん中。バランスが◎です。
実験の様子激落ち6ということは、つまり……?

泡がしっかりしていれば泡持ちがいいけれど、泡切れは悪くなる。
逆に、泡がゆるければ、泡切れが早い、ということですね!

それぞれの違いをまとめてみました。こちら!
貼り合わせスポンジ泡勝負泡の量か、泡持ちか、泡切れの良さか、それとも、バランスをとるか。
キッチンスポンジは泡で選ぶ!というアイディアもアリですね。

研磨剤入りって?ソフトとハード、どう違う?

ところで、貼り合わせスポンジの不織布に、ソフトとハード、2つのタイプがあるのをご存知でしょうか?

たとえばこちら、③激落ちスポンジアクリル不織布は、一般的なソフトタイプ。
指でさわると、心地よいやわらかな感触です。
激落ちスポンジ不織布今回使った6種類のスポンジのなかで、ハードタイプはこちら。
①キクロンA⑤ハードクリーナー5個入の2つです。
ハードタイプ集合ほかのスポンジと変わらないように見えますが、不織布をさわってみると、ザラザラ!
紙ヤスリをさわっているような感触です。
キクロンA不織布実はこれ、不織布に研磨粒子が入っているからなんです。
キクロンA不織布アップ

研磨粒子入り=ハードスポンジ

ソフトとハード、どう違うの?

というわけで、用意したのは10円玉。
実験1-2準備不織布の面で、10円玉を磨いてみます。

まずは、研磨粒子入りの①キクロンAから。
よーい、どん!
実験1-2キクロンA1磨くうちに黒い粉が出て、10円玉の色が変わっていく……!
実験1-2キクロンA2磨いた部分だけ、ピカピカになりました!
実験1-2キクロンA3研磨粒子が入っていない③激落ちスポンジアクリル不織布でも、同じように磨いてみます。
でも……
実験1-2激落ち110円玉に変化はナシ。
色は、磨く前と変わりませんでした。
実験1-2激落ち2

ハードタイプスポンジの使い方

しっかり磨けるハードタイプなら、油で汚れたお皿も、茶渋がついたグラスも、ゴシゴシしっかり洗えそう!

と、研磨粒子入りの不織布で、お皿やグラスを洗うのは厳禁ですよ!
研磨粒子使用NG10円玉の汚れを削り取るくらいの力があるので、食器を傷つけてしまいます。
最悪の場合、食器が割れてしまうことも……

じゃあ、どうやって使うのかというと、研磨剤入りの不織布の面では、焦げ付きの激しいお鍋やシンクなどを洗いましょう。

ウレタンフォームの面と不織布の面を、食器用とガンコな汚れ用に使い分けることで、1つのスポンジで2役こなせます。
研磨粒子入り使用イメージお皿やグラスも、不織布の面でゴシゴシ洗いたい!

という場合は、食器を傷つけないソフトタイプのスポンジを選びましょう。
スポンジイメージ皿2

今回の記事に登場したアイテム 
キクロンA(キクロン株式会社)
激落ちスポンジアクリル不織布(レック株式会社)
おさかなスポンジ(株式会社マーナ)
スマートホーム トリプルスポンジ(株式会社オーエ)
ハードクリーナー5個入(株式会社アイセン)

同じシリーズの記事はこちら 
キッチンスポンジ泡立ち比較